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イングランド宗教改革の社会史―ミッド・テューダー期の教区教会価格: 3,990円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 A・G・ディケンズとC・ヘイグら修正主義者たちとの間で交わされてきたイングランド宗教改革に関する議論は、中央における政策決定過程に焦点を当てるのではなく、地方における「宗教改革」のあり方に重点を置くという視点を共有しながらも、その結果において正反対の見解を示し対立してきた。本書で山本氏は、括弧付きの「宗教改革」という語が定義困難であり、同概念を演繹的に適用する手法が無用な混乱を招いてきた事態を指摘して、中央の宗教政策が地方においてどのように遂行され受容されたのかという点に主眼をおいている。本論では、以上の問題関心に沿って極めて実証的な手法によって議論が展開されてゆき、各教区は中央の政策が変更 |
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